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映画記事詳細

「ちはやふる -結び-」初日舞台挨拶 サプライズ“卒業証書授与式”☆完全版!

「ちはやふる -結び-」初日舞台挨拶 サプライズ“卒業証書授与式”☆完全版!
<前列左から 松岡茉優、新田真剣佑、広瀬すず、野村周平、賀来賢人/後列左から 佐野勇斗、優希美青、矢本悠馬、上白石萌音、森永悠希、清原果耶、小泉徳宏監督>
競技かるたを題材にした少女コミックでありながら、累計2200万部を超えるベストセラーとなった「ちはやふる」。2016年に実写映画化された二部作(「上の句」「下の句」)は200万人を超える観客動員数を記録し、出演したフレッシュな若手キャストを全国区に押し上げ、青春映画の金字塔として話題になりました。
そして前作の公開から二年、ついに三作目にして完結編となる「ちはやふる -結び-」が3月17日に全国で封切られ、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて初日舞台挨拶を行いました。イベントには、主演の広瀬すずさんをはじめ、野村周平さん、新田真剣佑さん、上白石萌音さん、矢本悠馬さん、森永悠希さん、優希美青さん、佐野勇斗さん、清原果耶さん、松岡茉優さん、賀来賢人さん、そして小泉徳宏監督が登壇。
キャスト陣は花のコサージュと、小倉百人一首の収録歌が刻まれたかるた札を胸に登場し、初日を迎えた喜びと、この日で"卒業"となる寂しさを語りました。そして最後には、小泉監督からのサプライズで、一人ずつに送辞と卒業証書が授与されました。卒業の春に相応しい感動的な舞台挨拶の様子を詳しくレポートいたします。

MC:さて、本日は映画の公開初日になりましたが、卒業式でもあります。前作から出演されているキャストの皆さんは、撮影時期から含めますと、およそ三年間、この「ちはやふる」に関わってきました。今まさに卒業の時を迎えてのお気持ちを伺いたいと思います。

広瀬すずさん(綾瀬千早役)
私にとっては初めての主演映画です。だんだんと「初めて」が経験できなくなっていく中で、初主演の映画が続き、また公開されることは私にとっては宝物のようです。また本作は、大切な仲間たちに出会えた作品でもあります!
野村周平さん(真島太一役)
(真顔で冗談を言い始め)初日舞台挨拶は三回目ということで、まだ全然慣れていないのですが、僕もこの作品で初めて主演をやらせていたき...

賀来さん:
突っ込んだほうがよかった(笑)!?

野村さん:
はい、待っていました! (ボケてウケを)狙ったことを分かってください......。(気を取り直して)最高の作品ができ上がったと思います! 今日はこれから楽しいトークにしていきます!
 
新田真剣佑さん(綿谷新役)
この作品は俳優・新田真剣佑の原点です。ようやく公開を迎えましたので、これからは皆さんの手で、この「ちはやふる」をより多くの人に広めていただければ嬉しいです。よろしくお願いします!
上白石萌音さん(大江奏役)
なかなか実感が湧かったのですが、この舞台挨拶の前に皆さんと顔を合わせて、胸元のお花を見て、一気に寂しさが押し寄せてきました。今はひたすら寂しいです。「このまま舞台挨拶が終わってほしくないな」という気持ちです。
矢本悠馬さん(西田優征役)
最後だと思って感傷に浸っていた「下の句」の初日舞台挨拶中に、続編となるこの「結び」の製作決定を知りましたね。でも、今日は本当に最後なので悲しいですね。

MC:「下の句」の初日舞台挨拶では、「結び」の製作決定を知り、大号泣されましたよね。ついに「結び」の初日を迎えてのお気持ちはどうですか?

広瀬さん:
(会場のTOHOシネマズ 六本木ヒルズは、「下の句」初日舞台挨拶が行われた場所であるため)、この景色が懐かしいです! 最初は(スクリーンに映った「続編決定」の)文字が大きすぎて読めなかったことを思い出しました(笑)!

新田さん:
僕は、皆さんが床に崩れ落ちた後に後ろに下がって(続編製作の文字を見て)「あぁそういうこと!」と気がついたので、当時の映像を見ると、ポカンとしていると思います(笑)。その時に、すずが(嬉しさのあまり)泣いていたので、僕も嬉しかったです。

森永悠希さん(駒野勉役)
このメンバーがもう一堂に会することがないのかと思うと、すごく寂しいです。上白石さんも言いましたが「本当に終わってほしくない」という気持ちが強いです!
松岡茉優さん(若宮詩暢役)
二年前にこの場所に立った時と比べると、キャストが増えたこともありますが、応援ボードなどを手にしているお客さんが増えましたね。かわいいお手製ボードを作って来てくれたり、お休みの日なのに(映画館に)足をお運びいただいている皆さまに、この映画がたくさん広まることを願っています。

MC:いよいよ「卒業」という時を迎えましたが、ご自身の中で「卒業したくないこと」を一人ずつ発表していただきたいと思います。

清原果耶さん(我妻伊織役)
すごく考えたのですが、本当に何も思い浮かばなくて...。でも、その「思い浮かばない」ということが、私の今の生活が充実していることなのだと思います。だから、今この時間を大切にして、この先もお仕事を通して一つずつを大事にしていきたいと思います。
佐野勇斗さん(筑波秋博役)
僕が卒業したくないことは「カロリー」です。

野村さん、松岡さん:
何を言っているのかな? 詳しく教えて!

佐野さん:
僕はハンバーガーやアイス、ピザといったカロリーの高い食べ物がすごく好きなんです。でも、そろそろ二十歳になるので顔にも出てしまいますし、カロリーの摂り過ぎは良くないので、いろいろな人に「高カロリーをやめなよ!」と言われるんです。けれども、本当はカロリー(の高い食べ物)をやめたくないんです!

新田さん:
(新田さんと佐野さんが共演しているドラマ)「トドメの接吻」の時に、カロリーの高い食べ物を我慢してたじゃん! その苦しんでいる姿を見て、「自分にもそういう時があったな」と思いました。

佐野さん:
新田さんに、カロリーの高い食べ物をやめる方法を教えてもらいました!

松岡さん:
二人は少ししか年齢変わらないのに、どうしてそんなに上下関係があるの(笑)?

新田さん:
一歳違いです。

野村さん:
(佐野さんに)「真剣佑」って呼んでみて!

佐野さん:
いえいえ、それは...。

矢本さん:
僕なんてダントツ(の歳上)やけど、全員、タメ口やぞ! (観客:大笑い)
 

MC:本当に皆さんの仲の良さが垣間見えるやりとりですね。優希さんはいかがですか?

優希美青さん(花野菫役)
私は、今回「ちはやふる」に携わらせていただいて、改めて「女優のお仕事」を卒業したくないなと思いました。本当に今までで一番楽しい現場で、(クランク)アップするのが寂しくて寂しくて、みんなで抱き合ったくらいでした。大好きな人たちなので、またどこかでご一緒できることを楽しみにしています!

森永さん:
個人的には「(趣味の)茶道」を卒業したくないです。こんなにも「お茶たてて!」と言ってもらえた現場は初めてでした!

松岡さん:
新メンバーのみんなは、(森永さんに)お茶をたててもらったの?

佐野さん、優希さん:
まだたててもらったことはないです!

清原さん:
でも、(森永さんから)茶葉のお土産をいただきました!

松岡さん:
(森永さんに)もりり~ん! 私はお茶葉をもらってないよ!

皆さん:
(追求して)あれあれ~?

森永さん:
手元にあった茶葉が一つだったので、果耶ちゃんだけにこそっとあげました(笑)。すみません! 今度、皆さんの分も京都で買ってきてお渡ししたいと思います!

賀来賢人さん(周防久志役)
僕は「子ども」を卒業したくないです! 今、28歳なんですが、年々自分が大人になっていくのが手に取るように分かるんです。昔だったら内輪の打ち上げの場で「うぇーい!」と馬鹿をやっていたのですが、ちょっとずつ自分を抑えていく人間になってしまっています。この仕事をしていく上で、それは良くないんじゃないか、と思っています。つまり、「子どものような大人でいたい」と抗っているところです。僕は子どもみたいな大人のことを「コドナ」と呼んでいます。46歳ぐらいまでは「コドナ」でいたいです!

新田さん:
僕は「いつまでも初心を忘れずに」との思いを込めて、真剣佑から新田真剣佑に改名しました。今回を機に、「新を卒業できるかな」と思っていますが、たとえ卒業しても、その初心を忘れずにいたいです!

野村さん:
このメンバーと監督、スタッフの方みんなで作ってきた作品なので、今日の卒業は一番悲しいです。映画の仕事というのは、ずっと同じメンバーでやっていけるものではないことは分かっています。この先、違う現場でこのメンバーとは会う場面はあるとは思いますが、この作品「ちはやふる」はこれで終わりです。それでも、「ちはやふる」から卒業したくないです!

広瀬さん:
私は「10代」を卒業したくないです! 誕生日が六月なので後三カ月で二十歳になるんです。(野村さんに)今なんで笑ったの?

野村さん:
いやもうお前が二十歳なのかと思って。だって、出会った時は17歳とかだったじゃん!

広瀬さん:
最初は16歳です! そして今は19歳です。

野村さん:
(矢本さんに)僕はお前の年、24歳になった。「上の句」のときに24歳だったでしょ?

矢本さん:
お互い、いい年になったな(笑)。

広瀬さん:
矢本くん、今何歳?

矢本さん:
今年28歳!

賀来さん:
僕は28歳!

野村さん:
賀来くんと同じ!? (賀来さんと矢本さんを見比べて)この差は(笑)! (観客:笑)

松岡さん:
じゃあ、お誕生日がきて二十歳になったら何がしたい?

広瀬さん:
うーん、(しばらく考えて)何もしなくていい!

松岡さん:
二十歳になって変わりたいこととかはないの?

広瀬さん:
(即答で)ない! このままでいたい! 逆に、何があるの?

松岡さん:
二十歳になりたてなのは...マッケン?

新田さん:
僕は21歳。

広瀬さん:
(二十歳は)萌音ねぇじゃない? 何か変わった?

上白石さん:
そうだけど......。

矢本さん:
でも、萌音は大人になったなぁ。今ここから見て(の印象)だけれど、めっちゃ大人っぽい!

上白石さん:
本当? やったー!

広瀬さん:
(大人っぽくなった上白石さんを見て)ドキドキしてるの?

矢本さん:
してる! (登壇者全員:微笑ましく笑う)

MC:ここで卒業生の皆様に、小泉監督からのプレゼントがございます!

キャスト一同は、「下の句」初日舞台挨拶と同様にスクリーンで何かを告知されると想像し、ほぼ全員が自分たちの後方の劇場スクリーンをチェック。この様子に会場から笑いが。

松岡さん:
みんなのリアクションが薄くて(客席の皆さんに)伝わっていないかもしれませんが、これは台本に書かれていないサプライズ演出です! (「ちはやふる」メンバーは)ポーカーフェイスが多いからね、でも内心はすごくドキドキしているはずですよ!

広瀬さん:
だって、「今日はサプライズない」って言っていたでしょ?

松岡さん:
あるに決まってるじゃん! (観客:笑)

MC:本日は「卒業式」ということで、小泉監督から卒業証書が授与されます。お名前を呼ばれたら「はい」と返事をして、監督の前に立ってください。

小泉監督:
清原果耶殿、あなたは先輩たちにも通ずる才能の持ち主だと思います。あなたのためにわざわざ役を増やしたほどです。これからの映画界のフロントランナーになってください!
あなたは映画「ちはやふる」の全課程を卒業したことをここに証します。

小泉監督:
佐野勇斗殿、あなたは撮影中ずっと悩んでいましたね。そういう姿をずっと見ていました。でも、君の明るさには、だいぶ現場で助けられました。まだまだ伸びしろがあると思います。これからも頑張ってください!
あなたは映画「ちはやふる」の全課程を卒業したことをここに証します。

小泉監督:
優希美青殿、(すでに涙目の優希さんを前にして)あなたは泣き虫ですね。現場でよく泣いていました。でも、それはどちらかと言うと嬉しくて泣いていたんですよね。とても情が深い、それは感受性が豊かと言うことですから、良い役者の証だと思います。これからも期待しています!
あなたは映画「ちはやふる」の全課程を卒業したことをここに証します。

小泉監督:
松岡茉優殿、あなたは自分が思っているよりももっとすごい人です! たぶん、なんとなくですけれど、自分のことを過小評価しているのではないでしょうか。でも僕は「もっとすごい人」と思っています。意外だったのは、映画賞をもらうのは「下の句」で初めてだったんですね。自分の(監督した)この作品で、あなたが受賞されたことが、嬉しいです! 同じ(授賞式の)会場にいたので、誇らしく思いました。(TAMA映画賞の最優秀新進監督賞を受賞した)自分のことより嬉しく思えたのは、演出家ならではだと思いました。いつか酒でも酌み交わしてみたいと思っています!
あなたは映画「ちはやふる」の全課程を卒業したことをここに証します。

小泉監督:
賀来賢人殿、あなたは卒業証書をもらうには少し大人すぎますね。映画「ちはやふる」にすごくいい風を吹かせてくれて、ありがとうございます! いろいろな意味で助けられました。プライベートでは一児の父になり、周防名人ではありませんが、もらう番からあげる番になりました。先ほど「コドナでいたい」と言っていましたが、これからはあげる番です! もらう番の卒業、おめでとうございます!
あなたは映画「ちはやふる」の全課程を卒業したことをここに証します。

小泉監督:
森永悠希殿、あなたはこの中ではなにげに僕との付き合いが一番長いです。ここまで長い付き合いになると思っていませんでしたが、ここまで来たからにはもう、小泉組には欠かせない俳優になっています。たぶんこれからもっと化け物みたいな俳優になるような気がします。これからの活躍も期待しています!
あなたは映画「ちはやふる」の全課程を卒業したことをここに証します。

小泉監督:
矢本悠馬殿、あなたは「芝居の道は腰掛け程度」だと、「上の句」「下の句」を撮る前に言っていましたね? それはそれでとてもあなたらしいと思っていました。でも「上の句」「下の句」の撮影を経て、「気持ちがちょっと変わった」と言ってくれたことが、ちょっと嬉しかったです。また「結び」では、「恩返しをしたい」と言ってくれたことも嬉しかったです。将来の名バイプレーヤーを芝居の道に本気にさせただけでも、この映画の意味があったという気がしています。
あなたは映画「ちはやふる」の全課程を卒業したことをここに証します。

小泉監督:
上白石萌音殿、あなたは奏役のキャスティングで難航したときに、最後にオーディションに現れて本当に僕たちを救ってくれました。期待以上の素晴らしい奏を演じてくれました。あなたの声の良さ、セリフの言い回しは特別なものがあると思います。これからも頑張ってください!
あなたは映画「ちはやふる」の全課程を卒業したことをここに証します。

小泉監督:
新田真剣佑殿、この映画で成し遂げたことはたくさんあるけれども、その中で一番価値があることは「新しい才能を世の中にいっぱい紹介できたこと」だと思っています。その中であなたはその最たるものです。あまりにもスペックが高すぎてそこだけが注目されてしまうけれど、あなたの価値はそれだけではありません。誰もが認める向上心とストイックさ、覚悟の大きさがあなたの本当の魅力だと思います。そして、名前にまで(「ちはやふる」での役名の)新をつけてしまう、その狂気も魅力だと思います。俳優人生のスタートになった、この「ちはやふる」はこれでおしまいですが、俳優人生はこれで終わるわけではないので、初心、感謝の気持ち、謙虚な気持ちを持って、この先も続けてほしいと思います。
あなたは映画「ちはやふる」の全課程を卒業したことをここに証します。

小泉監督:
野村周平殿、今回、あなたとは一番腹を割って話をしたような気がします。撮影前に話をして「君は芝居はたいしてうまくない」と正直きついことを言ったと思っています。あとは決勝戦の撮影前に、滋賀のホテルのスタッフルームみたいなところで人払いをして二人で話をしました。お互い不満をぶつけあって。「青春(あおはる)か!」って、最後に大笑いしました。

野村さん:
監督から「ちょっとお前、どうなってるの?」と言われ、「こっちも言いたいことがある!」って。でも、話し合ったら、仲良くなりました!

小泉監督:
おそらく「(野村さんは)そんなことは言われなくてもわかっている!」って思っていたでしょう。(厳しい言葉を投げたことを示して)そういう形にして、そこからでしか這い上がっていけない人だと見込んでの言葉です。でも「結び」の時の君の芝居は、本当に僕の心に響きました! 自分の映画で、ましてや撮影現場で、泣くことになるなんて「ありえない!」と思っていたけれど、ちょっとやられましたね。でも、それは(役の)太一にやられたのか周平にやられたのか、分からないです。後にも先にも現場で僕を泣かせたのは君だけ。「芝居がうまくない」と言った時に、その後に付け加えた言葉があって「芝居は上手くないけれど、奇跡は持ってる」と言いました。

野村さん:
(小声で)あまり「うまくない」と言わないでください!

小泉監督:
大丈夫! 芝居はやっと人様に見せられるようになったから(笑)。本当に「奇跡を持っている」と思っていて、そのことをこの映画の現場で改めて確信しました。そして、これからあなたはその奇跡を奇跡じゃないようにしていくんだと思います。できれば、この「結び」の現場でそうやっておきたかったけれど、その片鱗はちょっと見えたような気がします。
あなたは映画「ちはやふる」の全課程を卒業したことをここに証します。

小泉監督:
広瀬すず殿、あなたは「上の句」「下の句」で16歳から17歳になり、「結び」で19歳になり、もう少しで十代も終わって二十歳になりますね。「ちはやふる」と共に成長してきたと言っても過言ではないと思います。これから、おそらくレジェンド女優になっていくであろう初期のあなたと、このタイミングで出会って、主演映画を三本も撮れた事は僕の誇りです。運命だとも思います。いつか、この映画は遠い過去の出来事になると思いますし、時々長い人生の中で忘れることもあると思いますが、でもそれでいいと思います。
ちょっと心配なのは、誰もが驚くような才能と直感力を持っているので、それだけでいいところまで突っ走ってしまうところ。いつか、もしかしたら壁にぶつかる時がくるかもしれないけれど、そんな時は、この「ちはやふる」を観てほしいなと思います。前にも言われたけれど、あなたの中では僕は「何を考えているか分からない人」なのですよね? 三本も主演映画を撮っている監督なのに、今でも分かられていないという、自分の不肖ぶりもどうなのかと思いつつ(笑)。でも、僕の言いたいことは全部映画の中に詰まっていますから、ぜひ観てほしいです!
この映画は、君や君らがいつでも初心に戻れるように「一瞬を永遠に留めたようなもの」なので、いつか本当に思い出すようにして観てくれればいいと思います。それで、もしも壁にぶつかり、映画を観ても問題が解決しない場合やダメな時は、直接僕のところに来てください。その時は必ず力になりますから!
「これまではもらってばかりだったかもしれないけど、これからはあげる番です」と、(賀来さんが演じた)周防名人が言うように、本当の強さを身につけて、女優の道を邁進してください!
あなたは映画「ちはやふる」の全課程を卒業したことをここに証します。

MC:広瀬さん、改めて卒業証書を手にしている仲間を見て、この「ちはやふる」の仲間はどんな存在でしたか?

広瀬さん:
私はあまり自分のことを人に話すタイプではないのですが、仕事以外の話でも相談するぐらいに、「話したいな」と思う人たちに出会えました。友達を通り越して、まるで家族と同じ感覚に近い感情を持っています。

MC:それでは「卒業生代表謝辞」、卒業生を代表して広瀬すずさん。

広瀬さん:
本日はたくさんの方に足を運んでいただけたことを心から幸せに思います。ありがとうございます。
映画が公開されたことが、私たちの中では「卒業」になっていますが、正直まだ実感が湧かないです。この作品が公開されスタートしたという、その感覚にまだなれていませんが、寂しさを通り越して、ある意味すごく気持ちがいいです! 

何となく始めた女優のお仕事ですが、この作品に出会えたこの三年間に、自分の中で「やりたいことが見つかったかな」と思えた瞬間がありました。役を通り越して、ここにいる皆さんと本当の仲間になれたことが、自分の中で何よりの支えになっています。そうして完成したこの「ちはやふる」にもまた、たくさんのメッセージが込められているし、この三年間の私たちの全てをかけたつもりです。なので、この作品が一人でも多くの方に届いてほしいなと思いますし、何か皆さんにとっての一つ大きな作品になれたら嬉しいです。こんなにしんみりしても、嫌だね、やめよ!

野村さん:
(広瀬さんの気持ちを察して、なごませるため)うぇーい!

広瀬さん:
あはは(笑)。きっと、ここにいるみんなとの関係は終わらないし、むしろこれから「いろんなことを一緒に感じていきたいな」と思うような間柄になりました。本当に素敵な作品と人に出会えました! 私は本当にこの作品が大好きです! 自信を持って、お届けできる作品になりましたので、ぜひぜひ今日から手の届かないところまで、この「ちはやふる -結び-」という映画が、広がればいいなと思います。本日は本当にありがとうございました!

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