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桐谷健太が観客に一発ギャグを伝授!? 「火花」夢を追う"あほんだら"試写会イベント

<左から、板尾創路監督、桐谷健太さん、三浦誠己さん>

第153回芥川賞を獲得し、累計発行部数300万部を超える又吉直樹さんの著作を、俳優の菅田将暉さんと桐谷健太さんのダブル主演で映画化した劇場版「火花」。
本作の公開を間近に控え、11月16日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて試写会イベントを実施いたしました。上映後に行われたトークイベントには、劇中に登場する漫才コンビ"あほんだら"の神谷と大林を演じた桐谷健太さんと三浦誠己さん、そして板尾創路監督が登壇。会場には「夢にむかって頑張っている人」を招待し、三人は彼らに対するアドバイスや、自身の若き日の苦労エピソードなどを披露し、会場を盛り上げました。お笑いはもちろんのこと、夢を追い求めることへの熱い思いが詰まった本イベントの模様を、詳しくレポートします。

桐谷健太さん(漫才コンビ「あほんだら」神谷役)
(外国人風に)ミナサン、エイガ・ヒバナ、イカガデシタカ? (三浦さんに)って、ツッコめや!

三浦さん:
なんでカタコトやねん(笑)。

桐谷さん:
それそれ(笑)。ありがたいです。

板尾監督:
ちゃんとしたオチがないんや。ボケっぱなしというのも神谷らしいね。
 
三浦誠己さん(漫才コンビ「あほんだら」大林役)
今日はこんな感じで、アホなこと言うたりマジメなこと言うたりして一緒に楽しみたいと思います。

桐谷さん:
カタコトで言えや(笑)。
 
板尾創路監督
う~み~の~(と突如、桐谷さんの曲「海の声」を歌い出す)                                           

桐谷さん:
僕の歌です。しかも最初の歌詞は「空の」です(笑)。

板尾監督:
(恥ずかしそうに)天然になってもうた(笑)。                                                                    
 


MC: 夢を追いかけ続け、もがき続けた芸人たちの10年を描いた本作にちなみ、過去に苦労したエピソードや、若い頃に夢を思い描いていた時のエピソードを教えてください。

桐谷さん:
僕は五歳の時から役者という仕事をやりたかったんです。そこからずっとブレずに生きてきましたね。高校の時は目立ちたい意識が強かったので、コンビニに行っても、「何で俺が雑誌の表紙をやってへんねん」と思っていました。でも、そんな話がくるわけがない。だから「ケンズ・ノンノ」という自分が表紙の雑誌を作ったりしました(笑)。

板尾監督:
でもそれは苦労じゃないよね(笑)。一番苦労したことを教えてください。

桐谷さん:
大学に受かって、東京に出てきたのですが、「21歳くらいになったらポルシェに乗っているだろう」というくらいに自信満々だったんです。でも、オーディションを何回やっても受からない。何をやってもダメな時期でした。その頃は、月に10回くらい金縛りにあっていました。理想と現実の差があって......。やりたいことが芝居だけだったので、それがアカンかもとなった時の絶望感はすごかったです。現実逃避したいから、一日17時間くらい寝ていました。それくらいつらかったです。何もやることがないし、起きていても、つらいことばかり考えてしまうので、すぐに寝てしまうという時期がありました。

MC:三浦さんはどうですか?

三浦さん:
僕は、"理想と現実のギャップ"というのはなかったですが、とにかくお金がなかったです。ひたすら即席ラーメンばかり食べていました。みそ味、しょうゆ味、塩味のラーメン、そして米。これをほぼ二年間、毎日食べていました。お金がなかったんです(笑)。でも、周りのみんなはそういうヤツらばかりだったので、苦労とは思わなかったですね。

MC:三浦さんはかつて芸人をされていたわけですが、先輩の芸人さんに、ご飯に連れていってもらっていたのでは?

三浦さん:
仲良くさせてもらっている千原ジュニアさんや、いろんな先輩にご飯に連れていってもらいました。ただ、それで(若手芸人は)みんな舌が肥えてくるんです。うまいものが食いたくなるので、(劇中の)神谷みたいに借金をして、ドツボにはまっていくわけです。もちろん、神谷みたいなタイプもおるし、ちゃんとアルバイトするようなタイプの人もおるし、多種多様でしたけれどね。神谷みたいなタイプが一様に悪いと言うのではなく、わけ分からなくなってしまうような感覚は僕も分かります。

桐谷さん:
でもラーメンは朝昼晩じゃないでしょ?

三浦さん:
一日二食です。朝からラーメンと米を食べていましたね。

桐谷さん:
なに? この舞台挨拶。夢がない(笑)。

三浦さん:
でも、そんなやつらばかりだったよ。(お金がなくて)自動販売機の前で缶コーヒーを買おうかどうしようか、五分くらい悩んだことあったもん。

桐谷さん、板尾監督:
それ、ええ話やね。

MC:同期で活躍されている方もいらっしゃるのでは?

三浦さん:
ブラックマヨネーズとか、チュートリアル、次長課長、野性爆弾とかですね。

桐谷さん:
めっちゃ売れてるやん!

三浦さん:
花の(NSC)13期です。でもその時はみんな貧乏でした。今から20年くらい前ですが、ここではしゃべれないことがいろいろとありました。

MC:板尾さんの下積み時代って想像がつかないですね。

板尾監督:
僕、いろいろな取材で下積み時代のことを聞かれるのですが、あまり苦労したことがないんです。僕は大阪の街の人に育ててもらいました。大阪という街は、「吉本所属です」と言うとご飯を食わせてくれたり、お酒を飲ませてくれたりするんです。家を借りる時も「芸人さんかいな。ええで。家賃をまけてあげるよ」と言ってくれたり、「バイトも休みたい時があったら言って」と言ってもらえたりしました。すごく優遇されて、甘やかされて育ったんです。

MC:若い頃は弟子入りしようとしたことがあるんですよね?

板尾監督:
ケーキを持って、島田紳助さんのところに弟子入り志願に行きましたよ。紳助さんの事務所が「オフィス百三十アール」という名前だったのですが、130Rって、鈴鹿サーキットのコーナーのことなんです。僕も(相方の)ほんこんさんもバイクが好きだったので、「その名前をください」と言ったんです。紳助さんはその当時、僕らが売れるとは思っていなかったので、「使え使え」と言ってくれました。でも後に僕らが大阪でブレークしたので、銀行に行ったときに「百三十アールさん」と呼ばれるのがめっちゃはずかしかったそうです。「俺がお前らの金をせびっているみたいやないか」と言われましたね(笑)。

MC:貴重な話ですね。

板尾監督:
ただ、お金はなかったですよ。大阪の家の近所にエロビデオとエロ本の自動販売機があったのですが、若い時は見たいですやん(笑)。ただレンタルすると当時高くて、一本借りると、二泊三日で1500円とか2000円とかしていたんです。欲しいけどお金がないから買えないわけです。じゃあどうするか? その近所の自動販売機って変な自動販売機で、誰かが買った時に、たまに振動でもう一個ビデオが落ちたりすることがあったんです。買った人も別のビデオが落ちたことに気づかずに...。

桐谷さん:
監督、なんですか、この話。

板尾監督:
その時期は見たいやんか! だからビデオを買ったおっさんが離れた後に(落ちてないか)見に行っていました。近所だったし。

桐谷さん:
古き良き時代ですね。今の若い人とか知らないでしょうね。河原にも落ちてないもんね。昔はテトラポットの脇とかにも落ちていたし。
 

三浦さん:
もうええやん。健ちゃんのイメージが変わるで(笑)。

板尾監督:
一応スターやねんから。

MC:今日は、来場されたお客さんの夢や相談事について聞きたいと思います。まずは、カミヤさんと言う名前の方、いらっしゃっていますか?

板尾監督:
神谷? あほんだら女子や。あほんだらガールやん。(実際に立ったカミヤさんを見て)あ、べっぴんさんやね。

MC:映画はどうでした?

観客のカミヤさん:
面白かったです。

桐谷さん:
ほんまに思ってる(笑)? ありがとう。

MC:夢を教えてください。

観客のカミヤさん:
将来はお芝居をする人になりたいです。

MC:板尾監督、何かアドバイスはありますか?

板尾監督:
この場所で指名されて、みんなから注目を浴びるということは、何か持っているんでしょうね。でも僕は、漠然と「女優になりたい」と思っているだけでもいいと思うんです。

観客のカミヤさん:
部活でお芝居をするのですが、緊張してしまいます。どうしたら緊張しなくなりますか?

三浦さん:
緊張することはありますが、その緊張を楽しむというか、「だめでもええや」「失敗してもええや」と思えばちょっとは気が楽になるんじゃないかと思います。

板尾監督:
緊張は誰でもするものです。緊張は大いにしてもええと思います。芸人さんに多いんですが、本番の直前まで面白いことを考えたり、誰かと面白い話をしたりするんですよ。笑うと身体の力が抜けるんです。次のセリフとか考えると、「失敗したらどうしよう」と緊張するから、別のことを考えるのがいいですよ。

MC:将来、女優さんになったら皆さんと共演ということもあるかもしれませんね。

板尾監督:
カミヤって名前は覚えましたからね。どこかで会ったらよろしくお願いします。

MC:続いてトダさんはいますか? 映画はどうでした?

観客のトダさん:
結構とても考えさせる映画でした。

桐谷さん:
結構とても(笑)?

板尾監督:
緊張してはるねん!

観客のトダさん:
夢がお笑い芸人なんです。

板尾監督:
でもこの映画を観たら、やめとこうと思うんじゃないですか?

観客のトダさん:
大変だなと思ったのですが、でも、それを乗り越えて売れっ子芸人になりたいなと思いました。

板尾監督:
この映画、リアルですよ~。

観客のトダさん:
高校三年生ですが、そろそろ卒業式なので、それ用の一発ギャグを考えています。その一発ギャグを桐谷さんに伝授してもらいたいです。

桐谷さん:
俺はいったいどんなイメージやねん!

観客のトダさん:
ぜひ教わりたいです!

桐谷さん:
そんなのないですよ(苦笑)。うーん、みんながクラスで待っているんやろ? それならクラスに入った時に、(踊りながら)「トダ、どーだ、トダ、どーだ。トダ、どーだ、トダ、どーだ」

三浦さん:
(観客のトダさんに)これちゃんとやれよ(笑)。

MC:トダさん、やってみましょうか?

観客のトダさん:
(踊りながら)トダ、トダ、トダ、トダ...。

桐谷さん:
違うよ。トダ、どーだ。「俺が出てきてどーだ?」という気持ちでやって(笑)!

MC:厳しいですね(笑)

観客のトダさん:
(再び踊りながら)トダ、どーだ、トダ、どーだ。トダ、どーだ、トダ、どーだ。

板尾監督:
あ、いいかもしれん。笑うまで何度でもやったらええねん!

観客のトダさん:
もし笑わなかったらどうすればいいですか?

板尾監督:
笑わなかったら、そのまま(袖に)はけていくねん。すると声がだんだん小さくなっていくからそれが面白い。

MC:このギャグはトダさんに差し上げるということでよろしいですか?

桐谷さん:
僕はトダくんじゃないですからいいですよ(笑)。

MC:続けてタノウエさんどうぞ。

観客のタノウエさん:
アナウンサーになるのことが夢です。でも就職活動で現実と理想のギャップを感じるときがあります。皆さんは、夢って叶うと思いますか?

桐谷さん:
ついにきましたね。

三浦さん:
夢ね......。

板尾監督:
夢は叶うとか、夢は頑張れば現実になるとかよく言いますが、結果論ですからね。あれは夢が叶った人が言うことです。僕は、夢が必ず叶うとは思わないんです。でも、夢というのは好きなことやから、一生懸命、好きなことで頑張れるのはムダじゃないと思います。夢を持ったら叶えるつもりで頑張るのが、夢に対する礼儀じゃないかと思うんです。

桐谷さん:
好きなことって、簡単にあきらめられないと思うんですよ。本作でいうと、徳永にはあきらめる才能があって、神谷にはあきらめない才能があった。神谷は「いつか時代が追いつけば、面白いと評価される」と思い続けました。自分がどれだけ続けられるかというのが大きいですし、仮にあきらめてしまったとしても、それはそれでいいと思います。そういうエールの入っている作品なので映画「火花」をよろしくお願いします(笑)。

板尾監督:
そんな頑張っているあなたに、「これをさせたい」という人が現れるかもしれないよ。自分の目よりも、周りの目の方が正しいこともあるから。アナウンサーになりたいと思っていた時に、ひょんなことから女優さんにスカウトされるかもしれないし、もしかしたらその方が向いているかもしれない。周りの人の客観性って正しいと思います。でも頑張っていないと他人の目には触れないから、頑張った方がいいですよ。

桐谷さん:
好きやったら続けられるからね。きっと(アナウンサーに)なっていると思う。俺が言うたらどないやねんという感じですが(笑)。自信を持って楽しみながら夢を追ってください!

観客のタノウエさん:
ありがとうございます!

MC:それでは最後にメッセージをお願いいたします。

板尾監督:
僕たち映画を作ったチームが自信を持っておすすめできる作品です。たくさんの方に観ていただきたいと思います。作品を観て「良かった」と思う方は、周りの方にすすめていただきたいなと思っています。神谷という役は、すごく難しい役だと思っていました。なので桐谷くんが見事に神谷像を作ってくれたことが嬉しかったですね。そして、元芸人である三浦くんが、桐谷くんのことを陰ながらサポートしてくれました。なんとかコンビになろうとしてくれた二人の努力に感謝しています。これは僕たちの一方的な思いですが、ぜひ本作が花咲くように、皆さんにお力添えをいただけたら嬉しいです。無理にとは言いませんが、観てほしいなと思った人にチケットを買って差し上げてください(笑)。

三浦さん:
板尾さんからありがたい言葉をいただきました。こんなにナチュラルというか、ネイティブな関西弁を使えて、神谷という役を貫くことができるのは桐谷健太という男しかいなかったと思います。

桐谷さん:
なんなの、今日泣かすつもり(笑)?

三浦さん:
三カ月準備を行ったんですが、夢のような三カ月を僕は、監督からも、桐谷さんからもいただきました。本当にこの映画が羽ばたいてくれることを祈っているんで、皆さんも力を貸してください。お願いします。

桐谷さん:
こんな風に板尾監督と三浦くんに言われるのはビックリしました。神谷という役はいろんな人間性を持っています。それを「自分の身体ひとつでどう演じようかな」とすごく悩んでいたときに、監督が「神谷ってかわいいよな」とボソッと言ってくれたことがありました。また、代々木公園で、三浦くんと一緒に漫才の練習をしているときに、三浦くんから「桐谷健太が面白いと思う間、面白いと思う言い方であれば神谷になる」と言ってくれました。その言葉にすごく感謝していますし、その言葉があったから神谷を演じられたんだと思います。さっきから三人とも一方的な気持ちを言っていますが、皆さんが今日の試写会に来てくれたので、こういう話もできたわけです。それはすごく嬉しいことですし、この映画のおかげで初めて役者として、相方を持つという思いを体験できました。三浦くんに感謝しています。劇場で公開したら、そちらにもまたぜひいらしてください。今日はありがとうございました!

シネマトクラス CinematoClass

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