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菅田将暉&桐谷健太が万感の想いを吐露 「火花」初日舞台挨拶

<左から、又吉直樹さん、川谷修士さん、菅田将暉さん、桐谷健太さん、三浦誠己さん、板尾創路監督>

第153回芥川賞を獲得し、累計発行部数300万部を超える又吉直樹さんの著作を、俳優の菅田将暉さんと桐谷健太さんのダブル主演で映画化した劇場版「火花」。
この度、11月23日に全国公開を迎え、TOHOシネマズ スカラ座にて初日舞台挨拶を実施いたしました。
壇上にはW主演の菅田将暉さんと桐谷健太さん、菅田さんの相方を演じた川谷修士(2丁拳銃)さん、桐谷さんの相方を演じた三浦誠己さん、板尾創路監督が揃い、原作者の又吉直樹(ピース)さんも駆けつけました。初日を迎えた心境や、この日11月23日が「いい兄さんの日」であることから、それぞれの「いい兄さん」との心温まるエピソードを披露。終始ツッコミも満載の、笑いの絶えない漫才ライブのような盛り上がりを見せた本イベントの様子を詳しくレポートいたします。

菅田将暉さん(漫才コンビ「スパークス」徳永役)
(ボケて)どうも林遣都です(笑)! 皆さん、朝早くからありがとうございます。短い時間ですが、よろしくお願いします。
桐谷健太さん(漫才コンビ「あほんだら」神谷役)
雨も降って寒いのに、(お手製の)うちわまでたくさん用意していただき、ありがとうございます!

菅田さん:
(うちわは)扇ぐためじゃないから!

桐谷さん:
「菅田(すだ)」って見せるため? 読み方は「菅田(すがた)」じゃないのね。

菅田さん:
ちょっと待って! 会って六年ぐらいになりますから、そろそろ(名前の読みを)覚えてください(笑)。
 
川谷修士さん(漫才コンビ「スパークス」山下役)
やっとこの日が来ました! おめでとうございます!

菅田さん:
どうしたんですか(笑)?

川谷さん:
初日やから、「おめでとう!」は言うといた方がええと思って。(菅田さんのニヤニヤ笑顔に)なんやねん!

桐谷さん:
こんな(微妙な)空気を作ってくれて、ありがとうございます(笑)。
 
三浦誠己さん(漫才コンビ「あほんだら」大林役)
僕も(菅田さんと同じく)「マサキ」です(笑)。短い時間ですが、よろしくお願いします。

桐谷さん:
見て、(客席の)今の反応! (会場:笑)

三浦さん:
普段から「マサキ」と呼ばれているから! 君がよく「マサキ、マサキ」って(菅田さんを)呼ぶやんか。その度に俺は(名前を呼ばれたと思って)反応している(笑)。

桐谷さん:
ごめん、でも俺は「マサキ」じゃなくて「三浦くん」と呼んでいるから! それに今日の会場にいる人はほとんどが、「マサキ」=菅田くんだから。 (会場:笑)
 
板尾創路監督
どうも、イツジです! 創(つく)る路(みち)と書いて「イツジ」と読みます。覚えて帰ってください。(客席後方を見つめて)「板尾監督」と書いたボードが一個だけあった(笑)! 良かった! ありがとうございます!

桐谷さん:
(客席を指して)俺も(桐谷と書いたうちわが)あったんですよ!

菅田さん:
(客席前方を指して)僕も(うちわが)あった!

桐谷さん、川谷さん、三浦さん:
お前はいっぱいあるわ! ありすぎて、羨ましいわ! (会場:笑)
 
又吉直樹さん(原作)
原作者の「ナオキ」です。僕も自分の名前(のうちわ)を探しました。そしたら、あの辺(向かって左側の客席に)「ピース」とあったんです。でも、それは「ピースして!(というお願い)」でした。 (会場:笑)


MC:まずは初日を迎えて、この映画「火花」が皆さんにとってどのような作品になったのか伺いたいと思います。

菅田さん:
本当に撮影現場が楽しくて、ハッピーなメモリアルです。僕は「徳永でいた日々を忘れたくないな」という時間を過ごしました。そして、今日こうして映画を公開できることを、とてもありがたく思っています。今は純粋に(観客の反応が)楽しみです!

桐谷さん:
(菅田さんのコメントを真似て)「ハッピーなメモリアル」(笑)。

菅田さん:
そんなダサい言葉使った?

川谷さん:
自分で気づいてなかったん(笑)?

桐谷さん:
「ハッピー」と「メモリアル」、それだけが残った(笑)。今度、歌詞に使おう! (即興でメロディをつけて)「ハッピーなメモリアル~♪」。あかん! もう売れへんて分かった! (会場:笑)
 

菅田さん:
絶対に売れへんからやめといたほうがいい!

桐谷さん:
公開初日を迎えて嬉しい気持ちと、みんなでいることが楽しかったので、「もうあまり集まることがないんだな」という寂しい気持ちがあります。

菅田さん:
それを訳すと「ハッピーなメモリアル」でしょう!

桐谷さん:
お前、卑怯だぞ! 「ハッピーなメモリアル」があるから、さみしいの!
 

川谷さん:
自分が出演していてなんですが、(「火花」は)素晴らしい作品です。(映画が公開したことで)「今日からまた"スパークス"に戻れるんやな」という気持ちですごく嬉しいです。元のコンビ(=2丁拳銃)にはまったく戻りたくないので!

三浦さん:
僕は元芸人なので、原作にもすごく思い入れがありました。手前味噌ですが、この映画が僕の出演作100本目なんです。最近、一から数えて(100本目と)気づきました!

全員:
すごい! (会場:拍手)

板尾監督:
順番に全部(タイトルを)言ってみて!

菅田さん:
47番目は?

三浦さん:
めちゃくちゃ時間食うわ(笑)! (この映画は)本当に役者人生の思い出に残りますね。

板尾監督:
又吉くんが芥川賞をとったすごい原作が基になったので、僕が監督をすることになったときに「俳優と芸人で本当の漫才コンビをつくりあげたなら、この映画は成功する」と日々思っていました。その結果、(劇中の)漫才師コンビ「スパークス」と「あほんだら」の誕生を映画として撮れました。これには大満足です!

MC:板尾監督、(所属事務所の)後輩の原作を映画化するというのは、プレッシャーのようなものを感じませんでしたか?

板尾監督:
世代差がある先輩後輩の関係なので、お互いに気を遣いました。なかなか芸人の世界ではありえない話なので、まるで又吉が書いた(漫才の)ネタを僕が披露するような、なんとも言えない雰囲気になりましたね(笑)。僕が監督すると決まったときに、又吉は「全部お任せします」と言ってくれました。なので、「なんとかいい映画にしよう」と覚悟を決めて、120パーセントの気持ちを込めて頑張りました!

MC:又吉さん、ご自身の著書が初めて映画化され、(完成作を)ご覧になっていかがでしたか?

又吉さん:
率直に嬉しかったです! 自分で書いた物語なのに(映画を)一観客として観ていました。一つ一つの場面や台詞や風景に共感できましたし、「この場面がいいなぁ」とも思いました。また、普段は自分の小説を読み返すことはあまりしないのですが、映画を観て「読み返そう」という気持ちになりました。逆に、「頼むから(原作にある)このシーン、(映画本編に)あってくれ!」と思うこともありました(笑)。
 

桐谷さん:
そういう目線で見るんですね!

又吉さん:
また、「映画って原作をそのまま映像にするんじゃないんやな」と学びました。それは板尾さんが原作を本当に深く読んでくださって、それで映画という形にしてくださったということなんです。「板尾さんは僕が書いたものを深く理解してくださっているなぁ」と思いました。

板尾監督:
俺はお前の小説を10回は読んだぞ!

又吉さん:
本当ですか?! ありがとうございます。僕より多く読んでいますね。 (会場:笑)

板尾監督:
日本で一番読んでいるかもしれへん!

MC:観客の皆さまには今からご覧いただきますが、思い入れのあるシーンを教えてください。

又吉さん:
漫才コンビ「スパークス」のステージシーンでは、(徳永と山下の)二人の過ごした軌跡を感じました。二人のやりとりを見ていて胸に刺さりました。

菅田さん:
僕もあのシーンには思い入れがあります! その撮影をしたときの板尾さんの演出がすごかったんです。そのシーンの撮影当日、僕らの楽屋を別々にして、それぞれが別々に準備して、ライブ場面の撮影でようやく顔を合わせるように配慮されました。長いシーンですが、一回も練習や打ち合わせをしていません! まさに「一発勝負」という空気でしたね。板尾さんが「すべての芸人を代表するつもりでやってこい!」と背中を押してくれました。そのシーンでは自分の思っていることとは逆のことを言う漫才をするんですが「もしも山下が泣いていたら『お前、何笑ろうてんねん!』とツッコんだげて」とアドバイスをもらいました。僕はその言葉に感動して号泣しましたね...。メモリアルです(笑)!

川谷さん:
「メモリアル」好きやな!

MC:さて本日11月23日は、「いい兄(にい)さんの日」です。芸人の世界では、先輩のことをよく「兄(にい)さん」と呼びますが、皆さんには影響を受けた「いい兄さん」がいらっしゃいますか?

桐谷さん:
僕には兄貴がおるんです。相当影響を受けています。兄貴は小学校六年生で身長が176センチぐらいあったのですが、今178センチなんです(笑)。

三浦さん:
(手でグラフを描いて)小六まで急成長やね。そこから緩やか。

菅田さん:
女子の伸び方やね。

菅田さん:
桐谷さんも含めて俳優の先輩が「兄さん」ですね。桐谷さんより下の年代では、小栗旬さんや山田孝之さんが僕にとっての「兄さん」です。ときには演技の話もします。今は生田斗真くんと二人で舞台をやっていますが、同じ世代の俳優がたくさん観に来てくれるんです。気合が入りますし、「兄さん方に見られている」と思うと緊張します。

川谷さん:
よく「(努力する姿を)誰かがどこかで見てくれている」と言われますよね。これまで僕は「そんなの嘘やろ」と思っていました。でも、板尾さんに山下役をいただいたときに「俺はお前らの漫才を見ていたからな。お前のツッコミを見ていたから、山下役はお前やねん!」と言われたんです。それで初めて、見ていてくれる人がいることを実感しました!

板尾監督:
真面目な話をすると、「2丁拳銃」のことは大阪時代から見ていて、それが東京に来てから苦戦していることも知っていました。ずっと漫才をコンビでやり続けていて、(漫才日本一を決める)「M-1グランプリ」に出たけど優勝は逃したんです...。ちょっとした運のなさで伸び悩んでいるようでした。でも、彼らの漫才を僕は「すごい」と思っているので、修士のキャスティングは一番最初に決めました。本作のキーマンなので、修士がいてくれてよかった! 芸人のお芝居やコンビの雰囲気作りの大きな力になったと思います。(川谷さんに)何年漫才やっているんだっけ?

川谷さん:
25年です! ありがとうございます!

三浦さん:
僕の芸人時代の兄さんは「千原兄弟」の千原ジュニアさんです。毎日仲良く、飯に連れて行ってもらいました。そして、千原ジュニアさんが「兄さん」と思っているのが板尾さんです。なので、僕は(板尾監督の)孫のような感じです(笑)。

板尾監督:
俺が(千原)ジュニアを連れて歩いたように、ジュニアも三浦を連れて歩いていたな。

三浦さん:
ジュニアさんが持っていた(兄さん的な)雰囲気やたたずまいを桐谷くんが(芝居で)体現してくれたのが、すごく嬉しかったんです。桐谷くんは僕より年下ですが、今となっては桐谷くんが「兄さん」ですね。

桐谷さん:
めっちゃ嬉しいです!

板尾監督:
実は(劇中で)桐谷が持っていたマッチは、ずっとジュニアが使っていたやつなんです。あいつ、なんでか(タバコに火をつけるのに)ライターは使わなくて、ずっとマッチ。それにタバコはショートホープ。俺の中では、それが彼を象徴するイメージでした。

桐谷さん:
(三浦さんは)ちょいちょい、いい感じで絡んでくるんですよ。メールの文章もめっちゃ優しい。

三浦さん:
ツンデレ的にね(笑)。

桐谷さん:
けれども、芸人の頃は「鬼軍曹」と呼ばれてたんですよ! 初めて共演したときは、僕はデビュー間もなくて、(三浦さんが)芸人さんを辞めてすぐの頃だったんです。「お前なぁ、おい!」と絡まれて、「なんで役者の俺に(その態度)?」と思いました。そのあとで、ラーメン屋で偶然会ったときも感じが悪かったんです。それで(「火花」の)台本を読んだら「あいつが相方や...」と思っていました。

板尾監督:
ごめんな、それうちの伝統やねん。

三浦さん:
僕がアホやっただけです。ホンマにすみませんでした! 俺(配役を)降ろされへんかったな...。(桐谷さんに)「共演NG」言われたら、どうしようかと思った!

桐谷さん:
今回の撮影では、(空き時間が)30分でも漫才の稽古をするために撮影現場に来てくれました。それで僕は(三浦さんが)大好きになりました! たぶん漫才コンビ「あほんだら」も最初はどつきあいのケンカをしてそうだし、そこから仲良くなったと思うので彼ららしいと思います。

三浦さん:
あざーっす!

MC:板尾監督にも「いい兄さん」がたくさんいらっしゃいましたよね?

板尾監督:
「ダウンタウン」の松本(人志)さんや浜田(雅功)さん、島田紳助さんなどたくさんいますが、いまはアホの坂田(利夫)師匠です。「神様」やと思っています。この映画の打ち上げでも、最初の乾杯の音頭だけで、わざわざ大阪から東京まで新幹線で来てくれました。ありがたい兄さんです。死んだら剥製(はくせい)にしたいぐらい(笑)! それほど素晴らしい方です。

又吉さん:
僕は偶然にも修士さん、三浦さんにすごくお世話になっています。僕がデビューしたての頃に、修士さんが司会をされた舞台に出て、僕は何もできなくてただステージに立っていたことがあったんです。そしたら修士さんが僕に「暗いな」とツッこみ、それで笑いが起きました。次に僕が黙っていたら「なんも言わんのかいな」とツッコミが入って、また笑いが起きて...。さらに僕がちょっと笑ったら「なに笑ろてんねん!」とまたまた笑いが起きまして、「立っていただけで何もしてへんのにめっちゃウケてる!」と思いました。同時に「兄さん、すごい!」と思いました。
三浦さんには、ジュニアさんのご自宅で鍋をしたときにお世話になりました。僕はそういうときに気の利いた動きが一切できなくて、よく怒られるんです。さきほど桐谷さんが「三浦さんは後輩から『鬼軍曹』と呼ばれていた」と話していましたが、(礼儀や)配慮がすごいです。僕みたいなやつにはちょっとした仕事を与えてくれるんです。例えば「お箸を配って」とか。おかげで僕はお箸をゆっくり配る動きをすることで"何かをしているやつ"になれました(笑)。

三浦さん:
そのときのことは覚えています! もうね、見るからに何もできなさそうだったんです(笑)。でき上がった料理を運ぶのはメイン作業なので、失敗しても大事にならない軽めの仕事をやってもらいました。
 

又吉さん:
最近では、芸人がたくさんいる楽屋で、先輩芸人から「又吉、俺にも本くれよ!」と言われて、僕はそれ(書籍に興味を持ってくれたこと)が嬉しかったんです。でも、そこで(村上)ショージ師匠が「お前ら、仲間が一生懸命書いた作品やろ! 金を出して買わんかい!」と言ってくださったんです。それもすごく嬉しかったので、「ショージ師匠、ありがとうございます。読んでくださったんですか?」とお礼を言ったら、読んでもない、買ってもないことが分かりました(笑)。すごい先輩です! (会場:笑)

MC:最後に主演のお二人からご挨拶をお願いします。

桐谷さん:
こうして公開できたことを本当に嬉しく思います。将暉とたくさんの取材を受けて、みんなとキャンペーンも行ってきましたが、嬉しさもありつつ、寂しさも大きいです。大ヒット御礼舞台挨拶を三回するというのはあまり聞いたことがないので、またみんなで壇上に揃えるよう、最低三回は大ヒット御礼舞台挨拶をできるように、皆さん、どうかお力添えをお願いします!

菅田さん:
今日は、朝早くからお集まりくださりありがとうございました。(本作は)漫才師の話ではありますが、何かをつくっている人たちの、表現の難しさであったり、自分の好きなものは何なのかと疑問を抱く瞬間だったり、夢を追う人や夢を諦めて違う道を進んでいる人のことなどを、本当に正面を切って描いた青春映画です。観客の皆さんに「熱いものが伝わればいいな」と思って作りました。前半は笑いがたくさんありますが、おそらく後半はちょっとしんみりするかもしれないです。でも、そこも頑張って笑ってもらえれば嬉しいです。それでは映画を楽しんでください!
 

シネマトクラス CinematoClass

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